コンテストで優秀賞を受賞した作品について
今回は、Microsoftが主催するコンテスト「Imagine Cup2018」で優秀賞を受賞した作品「Mediated Ear」について書きたいと思う。
・作品の概要
この作品は、補聴器をつけていると、カフェなど雑音が多い場所では会話相手の声が聞き取りにくいという課題に着目し、DNN(※)技術を使い、特定の人の声だけを抽出。これによって会話をスムーズにすることが可能にできるというものである。
※DNN(Deep Neural Network,ディープニューラルネットワーク)
ニューラルネットワーク(NN)というパターン認識をするように設計された、人間や動物の脳神経回路をモデルとしたアルゴリズムを多層構造化したもの。
・この作品が生まれた経緯
この作品を開発しようと思いついたきっかけは、開発者の友人が補聴器を利用していることだったそうだ。
感想
コンテストでただ優勝したいというだけの理由でも、不特定多数の誰かが使ってくれればいいなというようなアバウトな考えでもなく、「困っている友人に使ってもらいたい」という思いが原動力になっており、結果的に開発のきっかけになった友人だけでなく、補聴器を使用しているほかのユーザーにとっても日常生活が過ごしやすくなる実用的な作品を生み出すことが出来たのではないだろうか。
「Imagine Cup2018」は技術レベルがとても高い作品ばかりなのだが、その中で優秀賞を受賞することの出来たこの作品は「誰かに評価してもらいたい」というよりも、「困っている友人の手助けをしたい」という開発者の思いやりが、結果的にこの作品の評価に繋がったからなのかもしれない。
コンテストに向けて作品を開発するというのも一つの目標であっていいと思うが、何よりも大切なのは、「誰に使ってもらいたいか」、や「誰の役に立ちたいか」など作品を開発するにあったっての対象者がしっかりと定められていることではないだろうかと今回コンテストで優勝した作品について調べていて強く思いました。
PCメンテナンス知識6(3限目)
3限目も引き続きPCに関することについて書いていきたいと思います。
・マルウェアの種類
まず、マルウェアについてですが、マルウェアとは、『悪意のある』ソフトウェアの総称です。「Malicious」(悪意のある) +「Software」(ソフトウェア)を組み合わせて作られた造語で、「不正プログラム」全体のことを指します。
マルウェアの種類は、ウイルス、ワーム、トロイの木馬などがあります
ウイルス:自己増殖する、他のファイルに寄生して存在する。
ワーム:自己増殖する、単体で存在可能。
トロイの木馬:無害ファイルになりすまし存在する
マルウェア感染は金銭、時間、信用の面で被害をもたらすため、事前に防ぐことが非常に大事です。そのため、事前に防ぐためには、セキュリティソフトの導入が必要不可欠になります。その上でマルウェアの種類について知識を深め、もし感染してしまっても適切な対応ができるようにしておくことが大切だと思います。
参考サイト一覧
・インターネットでのトラブル事例
実際にあった事例をいくつか紹介したいと思います。
・なんの説明もなかったのに、画像や動画を見ようとしたら突然料金請求画面になった。
・子どもがスマホを触っていたら、急に料金請求画面になった。
対応策
無視しましょう。
悪質なサイト、いわゆる「ワンクリック詐欺サイト」にアクセスした可能性があります。表示されている連絡先にメールや電話で連絡をしてはいけません。
料金請求画面の消し方は下記の説明を参考にしてください。
説明
ワンクリック詐欺サイトとは、「クリック(タップ)すると契約したことになる」という説明が事前に明示されていないのに、ウェブサイトにアクセスした際や、画像・動画を見ようとした際に画面全体に「入会手続きが終了したので会員費用として〇〇万円必要」という内容のメッセージを表示させるウェブサイトのことです。
このメッセージは、消してもすぐに「退会手続きをするためには未納金を支払う必要がある」「すぐに連絡をしたら減額する」等を繰り返し表示するようになっており、他の操作をできなくさせる悪質な仕掛けになっています。アダルトサイトや出会い系サイト、ゲーム攻略サイト、おもしろ動画サイトなど、画像や動画を提供するホームページに関連して寄せられることが多い相談です。
IPアドレス(203.0.113.0などの「 .」で4つに区切られた番号)や使用しているOS、ブラウザの種類等が表示されることはありますが、個人を特定するような情報はサイト管理者に通知されません。メールや電話で連絡を取ることで、かえって自分の個人情報を相手に知らせることになります。
相手に連絡してしまった場合、料金請求メールがたくさん届いたり、電話がかかってきたりする可能性が非常に高いので、メールアドレス変更や番号非通知の着信ブロック、不審な電話番号からの着信は無視するなどの対応も検討してください。
支払いについて不安な方は、お住まいの地域の消費生活センターに相談することをおすすめします。
また、パソコンやスマートフォン、タブレットのいずれの機器でも、ブラウザ(インターネット閲覧ソフト)の履歴やキャッシュ(一時ファイル)等を削除することで、料金請求画面を消すことができる場合があります。
履歴やキャッシュを削除しても画面が消えない場合は、悪意のあるソフトウェアをインストールした可能性があります。「システムの復元」により数日前の状態や工場出荷状態に戻すことで、料金請求画面を消すことができることもありますが、この方法は保存されているデータが削除される可能性がありますので、事前に必要なデータのバックアップを取るなどし、自己責任において実施してください。
システムの復元方法・工場出荷状態に戻す方法については、製品の説明書を参考にするか、製造会社のサポートセンター等に確認してください。
このほかにも様々なインターネットトラブルが報告されています。先日あったFacebookの個人情報流出の件などの場合は、自衛の術がないのでパスワードの使い回しはしないなどくらいしか、個人でできる対策はないなと思いました。
PCメンテナンス知識6(2限目)
2限目も引き続きPCに関することについて書いていきたいと思います。
・共有パソコン使用時の注意点
パソコンを家族で共用して使用している場合、家族の誰かが勝手にファイル共有ソフトをインストールしたために情報が漏洩したなどの事故も起こっています。
こうした事故を防ぐために、家族共用のパソコンを使う場合は以下の点に注意しましょう。
・アカウントの共有はしない
パソコンを購入したら、家族の一人ずつに一般ユーザ権限のアカウントを作成し、アカウントの共有はしないようにしましょう。これは万が一、家族の誰かがウイルスに感染したり、ファイル共有ソフトを導入したとしても別の家族のデータに影響が及ぶ可能性を低くすることができるためである。
・管理者権限ではなく一般ユーザ権限で利用する
管理者権限は、ソフトウェアのインストールなど、必要な時だけ使用し、通常時には一般ユーザ権限で使うようにしましょう。これにより、危険性の高いソフトウェアを家族が不用意に導入する可能性を低くすることができる。また、最近では、子どもの利用内容を保護者が制限できる機能を備えた機種もある。
・HDD等メディア廃棄時の注意点
廃棄した物品からの情報漏洩を防ぐには、パソコンや記憶媒体は必ず情報管理担当者が取りまとめて適切な処理をした後で廃棄するなど、社内で統一の手順とルールを確立し、徹底することが重要です。
不要になったコンピュータのハードディスクや記憶媒体の処理方法には、次のようなものがあります。
・データ消去用のソフトウェアを利用する
データ消去用のソフトウェアを利用すると、ハードディスクやメディアのファイルを無意味なデータですべて上書きするなどして、二度と復元できないように完全に消去することができる。
・専門業者のデータ消去サービスを利用する
専門業者にデータ消去を依頼する場合には、消去する前の重要なデータをその業者に渡すことになる。依頼先の会社の実績や信頼度、さらにその会社におけるプライバシーポリシーのあり方にも考慮して業者を選定することが大切だ。
・ハードディスクや記憶媒体を物理的に破壊する
ハードディスクについては、外側のケースを破壊しても、中にあるディスク自体が破損していない場合がある。このまま廃棄すると、ディスクを取り出してデータを復元できることもあるので、必ず、データが記録されているディスク面が確実に破壊されたことを確認することが大切だ。
CD、DVDなどの記憶媒体については、メディアを破壊するために利用できるメディア専用のシュレッダで粉砕するのも一つの方法である。
PCメンテナンス知識6(1限目)
今回は、電子メールでの宛先の種類と電子メールにおけるマナーについて書きたいと思う。
・電子メールでの宛先の種類
・To
基本的には、この「To」の部分が、そのメールのあて先になる。
「To」は、一つのメールアドレスしか入力できないと思われがちだが、実は複数のメールアドレスを指定することも可能である。
複数のメールアドレスを指定する場合は、カンマ「,」やセミコロン 「;」でメールアドレスを区切る。
・Cc
「Cc」は、Carbon copy(カーボンコピー)の略である。
電子メールを送信する時には必ず、宛先となる相手がいるが、それ以外にも「参考までにメールを送りたい」という場合があると思う。
そのような場合には、参考までにメールを送る相手のメールアドレスを「Cc」に入力する。
例えば、担当者であるAさん宛てのメールを、同じ部署のBさんにも参考までに送りたいという場合は、「To」にはAさん、「Cc」にはBさんのメールアドレスを指定してメールを送る。
このように、「To」と「Cc」を使い分けることにより、メールを受信したAさんは自分宛のメールであると分かり、Bさんは自分には参考までに送られたメールであることが分かる。
「Cc」を使う一番の目的は、上記の通り、受信者にとって、そのメールがどのようなメールであるかを伝えることである。
例えば、メール内に何らかの質問があった場合、「To」に指定された受信者は回答を返信するべきだが、「Cc」に指定された受信者は特別な指示がない限り返信しなくても良いと判断することが出来る。
よって、「Cc」で指定されたメールを受信した場合、文字通り「コピーを受け取った」と考えてよいということになる。
・Bcc
「Bcc」とは、Blind Carbon Copy(ブラインドカーボンコピー)の略である。
基本的には、「Cc」と同じと考えて良いが、「Bcc」に指定されたメールアドレスは、他の受信者には表示されないというのが「Bcc」の特徴であり、「他の受信者に宛先のメールアドレスを知られては困る場合に使うもの」である。
「To」や「Cc」で入力されたメールアドレスは、メールヘッダーに書き込まれているので、メールの受信者は、「To」と「Cc」で指定された受信者の一覧を見ることが可能なのに対して、「Bcc」に入力されたメールアドレスは、メールヘッダーに書き込まれないため、受信者の一覧表示に表示されることはない。
つまり、「Bcc」に指定されたメールアドレスにメールが送られたことは、送信者と、「Bcc」でメールを受け取った受信者本人しか分からないことになる。
・電子メールにおけるマナー
次に、電子メールにおけるマナーについてですが、これについてはどれが正しくてどれが間違いかは明確になっていません。
ですが、考え方の大原則として、「送信先には必ず相手(人間)がいる」ということを意識しておく必要があります。
それを、意識した上で、次の6つのポイントに気を付けた方が良いでしょう。
1.あいさつは最低限で
すぐに用件を伝えることができる電子メールだが、「いつもお世話になっております」などの最低限のあいさつは必要。ただし、相手によっては使い分けが必要な場合もある。
2.件名・タイトルだけで内容が分かるように
文字数に制限があるので10文字程度を目安に工夫する。余裕があれば送信者の名前も加えると、より親切。返信の際、相手の件名をそのまま返す「Re:○○○」は避け、具体的な返信の件名に書き換えたほうが気持ちが伝わる。
3.1メールで1用件
1つのメールに書く用件は1件とし、複数の用件を書かないようにする。「2つ以上の用件があると、情報の管理が面倒になる上、返信をするときにも混乱しがちです」(古谷さん)
4.最後に署名を入れる
メールソフトの「署名」機能を使って、送信するメール本文には自動的に自分の会社・部署名、名前、連絡先などを入れておく。直接、電話などで問い合わせたいときにも、署名があると便利。署名欄は前ページの例のように、記号などを組み合わせて常識的な範囲で目立つようにレイアウトしてもOK。
5.CCやBCC は乱用しない
一度に大勢の人に同じ文面を送れるCCとBCC 機能。CCは誰に送信したかと、そのアドレスが全員に公開される。一方、BCCはほかの誰に送信したか分からない仕組み。便利だが、個人情報保護の意味でも、CCを利用するときは社内の同じ部署内に限るなど、送る相手には細心の注意を。またBCCの場合は、BCCで送信したメールであることを文面の最初に断っておくのが礼儀。
6.送信前にもう一度チェック
手軽に送受信できるメールだからこそ、送信する前にもう一度、誤字脱字や機密事項などについてチェックする習慣を身に付ける必要がある。
10月10日(水)PCメンテナンス知識4(3限目)
3限目も引き続きPCに関する用語について書いていきたいと思う。
・デバイスドライバとは?
周辺機器をパソコンで利用するためのソフトウェアのこと。単にドライバとも呼ばれる。マウスやキーボード、USB、主なプリンターなどは、OS側にデバイスドライバが用意されており、機器を接続するとすぐに使えるようになる。このようにハードウェアを接続すると、自動的にドライバがインストールされる仕組みをプラグアンドプレイという。ハードウェアの製品には、それぞれのOSに対応したドライバが付属している。またOSのアップデートによって、周辺機器のドライバが追加されたり、逆にOSのバージョンアップに合わせて、周辺機器メーカーのWebサイトから新しいドライバがダウンロード提供される。なお周辺機器のドライバは、機器の設定に使うユーティリティー・ソフトウェアとともに提供されることも多い。
・タスクマネージャとは?
Windowsパソコンで動いている様々なプログラム(タスク)を管理するのがタスクマネージャである。
長時間パソコンを使っていると、急に動作が遅くなったり、固まったりということがあるだろう。このような場合、問答無用で電源を切って入れ直すという荒業もあるが、まずはWindowsに標準装備されている「タスクマネージャ」を使ってみるとよい。
10月10日(水)PCメンテナンス知識4(2限目)
2限目も引き続きPCに関する用語について書いていきたいと思う。
・バックアップの手順(Windows10)
1.「スタート]ボタンをクリックし、「設定」ボタンをクリックする
2.「更新とセキュリティ]をクリックする
3.「Windows Update」を選択し、「更新プログラムのチェック」をクリックする
4.コンピューターの状態に応じてメッセージが表示される
新しい更新プログラムがある場合は、「更新プログラムを確認しています...」に続き、「更新プログラムをインストールする準備をしています」、「更新プログラムをダウンロードしています」などのメッセージが表示され、ダウンロードおよびインストールが実行される
5.「お使いのデバイスは最新の状態です」と表示されたら完了
画面右上の「閉じるボタン」をクリックして Windows Update 画面を閉じる
新しい更新プログラムをインストール後に再起動を求められる場合は、「今すぐ再起動する」ボタンをクリックし、コンピューターを再起動する。この時、再起動中にコンピューターの電源を切らないように注意がひつようだ。
・Windows Updateとは?
Windows Update / Microsoft Update を使用することで、コンピューターに利用可能な WindowsやOfficeなどの更新プログラムをインストールすることができる。
更新プログラムには、セキュリティ対策に必要なセキュリティ更新プログラムやコンピューターの信頼性の向上のための更新プログラムがある。
Windows 10は、既定で自動更新が有効になっているため、更新を忘れることなく常にコンピューターを最新の状態にしておくことが可能である。また、Windows Updateから Microsoft Updateに切り替えることで、Windowsに加え Officeなどすべてのマイクロソフト製品の更新プログラムをインストールできるようになる。
10月10日(水)PCメンテナンス知識4(1限目)
今回もPCに関する用語についていくつか紹介したいと思う。
・フリーズとは?
ソフトやハードのトラブルでパソコン自身やOSが、入力をいっさい受けつけず、作動も機能もしなくなることである。
また、ハングアップともいう。
よく「ハングった」というが、あれはハングアップの略でフリーズと同義の言葉である。
・フリーズ時の対処方法(Windows10)
最も多いパターンは、特定のアプリケーションがフリーズするだけで、他のアプリケーションは正常に動作している場合だ。この時は、最初にクローズボタンを何度かクリックしてみる。
そうすると、次のようなダイアログボックスが表示される。
ここで[プログラムを終了します]を選択すると、アプリケーションを強制的に停止することが出来る。
多くの場合、アプリケーションのフリーズはタイミング的な問題なので、もう一度実行すると正常に動作する。
また、クローズボタンを数回押しても反応がない場合、次の操作でも強制停止できる。
1.「Ctrl」キーと「Alt」キーと「Del」キーを同時に押して、[タスクマネージャー]を選択する
2.下図右側の黄色い表中の数値を参考に、強制終了したいアプリケーションを右クリックし、[タスクの終了]を選択(後述する[詳細設定]になっている場合は[プロセス]タブを選択する)
これについてだが、「Ctrl」キーと「Alt」キーと「Del」キーを同時に押して表示される画面は通常よりも高い優先順位で動作しているため、他のアプリケーションがフリーズしていても利用できる可能性が高くなっているからである。