PCメンテナンス知識5(2限目)

ISP接続サービスの種類

 

ISPとは、Internet Service Providerの略で、インターネット接続の電気通信役務を提供する組織のことである。プロバイダやISPなどと略して呼ばれることが多い。

 

ISPの多くは営利目的で運営されている(商用ISP)が、中には非営利団体として運営されるISP(非商用ISP)も存在する。(UUNETの初期や、日本ではインターネット互助会横浜(IMASY)など)

 

ちなみに日本で最も加入者の多いISPNTTドコモiモードである(2014年3月末現在で約5004万人。ただしspモード加入者を含む)。iモードは無線接続によるISPとして世界最大級であり、2006年1月にギネス世界記録から「Largest Wireless Internet Provider」の認定を受けている。

 

また、最近テレビCMでよく見かけるNURO光は、個人宅向け商用FTTHサービスとして、下り最大2Gbpsの超高速回線を実現した。これにより、音楽や動画コンテンツファイルのDL、ストリーミングサービス、ブラウジングもストレスなく快適に行えるようになるようだ。

 

 

 

 

・区域無線通信の種類

 

LTEは、Long Term Evolution略で、携帯電話用の通信回線規格です。LTEを利用できるのはスマートフォンタブレットなどのモバイルデバイスに限定され、主に各携帯電話会社が所有する基地局をアクセスポイントとして電波を飛ばしている。

 

携帯電話会社によって周波数が異なり、特に電波が低く通信がつながりやすい700MHzから900MHzの周波数帯を「プラチナバンド」と呼んでいる。

 

WiMAXは正式には携帯電話の3GやLTE等と同じ移動体通信方式の(世界基準の)規格の一種で、日本ではKDDIグループのUQコミュニケーションズという会社がサービスを提供している。

簡単に言えばWiMAXとは無線のインターネットのことである。持ち運べるインターネットということで以前から携帯電話の3GやLTEと比較されてきたが、WiMAXは通話することが出来ないので完全にインターネット専用のサービスということになる。

 

 

現在のWiMAXの最新版はWiMAX2+で下りの最高速度は440Mbpsとなっています。フレッツ光ネクストハイスピード(250Mbps)以上の通信速度を誇る。

 

無線なので固定回線と比べて安定感は弱いが、電波環境が良ければ光回線に引けを取らないくらい快適に使うことが可能。

 

そんなスペックの高いWiMAXだが、LTEほど多くは普及していないというのが現状。

これの原因の一つとして、WiMAXは電波の性質上壁やビル等の建造物、障害物に弱く、基地局数などの関係で電波の入りにくい死角が多いというのが挙げられる。

 

電波は周波数が高ければ高いほど速い通信が可能になるが一方で減衰(障害物等による劣化)しやすいという性質がある。

 

現在最も多く利用されているLTEの周波数は高い帯域で2GHzなのに対し、WiMAXは2.5GHzとワンランク上の周波数帯を使っているためLTEに比べて障害物に弱い。

 

上記などの理由で、現在のところ、LTE利用者の方が多いようだ。