PCメンテナンス知識5(1限目)

IPv4アドレス表記方法

 

まず、IPv4の構造について。

十進法を二進法に変換し、8ビットで1バイトとなる。その8ビットが4つに区切られ、合計で32ビット(= 4バイト)となっている。

 

IPv4IPアドレスの表記法の規則

 

通常は、ドット付き十進表記もしくは、ドットアドレスと呼ばれる0-255の数字4組(8ビット × 4 = 32ビット)をドットで繋いだ記法で表記される。

数字が3組のときは、3番目は16ビットと解釈される。

数字が2組のときは、2組目は24ビットと解釈される。

ドットがないときは、単一の32ビット数と解釈される。ロングIPアドレスなどとも呼ばれる。

 

 

 

IPアドレスのアドレスクラス

 

IPアドレスは、次の5つのアドレスクラスに分かれている。

 

 

 

・クラスA         0.0.0.0 - 127.255.255.255

ネットワークアドレス長は8ビット、ホストアドレス長は24ビット。(0-で始まる)

 

・クラスB          128.0.0.0 - 191.255.255.255

ネットワークアドレス長は16ビット、ホストアドレス長も16ビット。(10-で始まる)

 

・クラスC          192.0.0.0 - 223.255.255.255

ネットワークアドレス長は24ビット、ホストアドレス長は8ビット。(110-で始まる)

 

・クラスD         224.0.0.0 - 239.255.255.255

IPマルチキャスト専用。(1110-で始まる)

 

・クラスE          240.0.0.0 - 255.255.255.255

将来の使用のために予約されている。(1111-で始まる)

 

 

クラスAからクラスCまでは、ネットワーク部とホスト部の境界が8ビット単位で区分けされている。クラスAはネットワーク部が短く(8ビット)、ホスト部が長い(24ビット)。つまり、多くの機器を保有する大組織や多くの顧客を有する大規模なインターネットサービスプロバイダ (ISP) に割り当てるのに適している。クラスAが約1,677万台、クラスBが65,534台、クラスCが254台のホストを接続できる。

 

 

ドメイン名の表記方法

 

ドメイン名は、「インターネット上の住所」にあたるもので、ホームページにアクセスする時などに利用します。

ドメイン名は「.(ドット)」で区切られた階層構造になっています。

 

 

例)http://www.OOO.co.jp

 

この場合、一番右側の「jp」部分がトップレベルドメインTLD)、その次階層である「co」部分がセカンドレベルドメイン(SLD)と続きます。この例の場合、ドメイン名は「OOO.co.jp」です。

ちなみに、前にある「www」はホスト名になります。

 

参考にしたサイト一覧

インターネット10分講座 IPv4アドレス - JPNIC

ドメイン名のしくみ - JPNIC